無知蒙昧なセンテンス

その辺の社会人が色々なものの言語化を試みる場です。

JAPAN MENSAを退会しました

こんにちは。将来的に何かを達成したいことがあり、そのために楽しくないことに励む瞬間も大切であれば、その場その場の刹那的快楽に溺れることもまた大切であると思う今日この頃です。どちらもやっていきたいですね。欲張りなので。

 

 

今回は自分が3年半ほど前にJAPAN MENSAという団体に入会し、昨年末をもって退会した話について書きます。基本的にMENSAというワードをネット上で出す時はなんとなく伏字にしていたのですが、今回は伏せずに書きたいと思います。このことに特に深い意図はないです。

 

 

※以下の文中に秘密にすべきことや言うべきでない情報が含まれていたら指摘いただけると助かります。その時は該当箇所を迅速に消しますm(__)m

 

 

まず、入会したきっかけから話します。

その当時は大学生活の中で最も暇な時期で、教習所に通ったりサークルに顔を出していたりしていたもののやはり時間には余裕がありました。自分は変なこととか面白いこととか珍しいことであれば(≒コンテンツ高そうな物事)とりあえず飛び込みたくなる性格なんですが、この時もその性格が影響して「MENSAか、IQ高い人しか入れないとかなんか秘密結社感あってかっこいいやん」となり、どうやったら入れるのか調べてみたわけです。そしたら公式HPから申し込める入会テストを受けて、それに受かれば入れることが分かったので、申し込みました。

で受けて受かりました。それまでしっかりとしたIQテスト的なものを受けたこともなく、かといって事前に対策っぽいことをするのもなんか違うと思って特に何もせずに受けたので、受かった時は「おおお、自分IQ高いんや!」ていう驚きと「面白いコンテンツゲットや!」ていう高揚感がありました。

 

 

んで、そこから去年末まで約3年半ほどMENSA会員だったのですが、その間にちょくちょく会員の方と交流をしました。MENSAはざっくりいうと社会人が集まったサークルに近い形態で、会員が自由にイベントを企画して興味がありそうなものがあれば参加する、という形式でした。自分も何回か参加し、そこで会員の方と知り合いました。といっても参加頻度はかなり少なく年一回くらいだったので、そこまで多くの会員とお話しできたわけでもなかったです。

会員との交流という意味では、自分の場合はリアルよりもSNSでの交流の方が多かったです。SNSでまず知り合って、その人と一緒にイベントに参加してそこで初めて顔を合わせるパターンが一番多かったと思います。

退会した今でも交流のある会員もいますし、今まで関わることのなかったような多種多様な人と関われたのはとても刺激的で、自分の視野が広がる機会になりました。そういう意味で入って良かったなと思います。

 

 

じゃあなぜ退会したのかという話なんですが、いくつか理由があります。

 

一つ目は、MENSAという肩書きがあることで自分が縛られているような感覚があったからです。MENSAに入っているというのは高IQであることの証になるわけで、IQが高い≒頭がいい・天才、となることの多い現状だと、正直重荷に思うことが多かったです。例えばですが、友達と会話するときに

MENSAっていう団体に入っていて~」

「へぇー、すごいなぁ、頭いいじゃん」

みたいなやりとりがあると、MENSA会員というフィルターを通してしか自分を見てくれてないという感覚があって、漠然と隔たりや寂しさ、虚しさのようなものを感じてしまうんですよね。頭がいいって言われるのは嬉しいんですが、自分を見て言ってくれるというよりはMENSA会員という肩書きを通して言っているように思えて、どこか素直に受け取れませんでした。もちろん会員同士で会話する分には全くこういう問題はないんですが、他のコミュニティの人と会話するときにやや窮屈に思う場面がありました。だったらMENSAの話を外でしなければ解決だろ、って気もしますが、それだとMENSAに所属するメリットが会員と交流できることしかないんですよね。それで十分かもしれませんが、ここに別の理由があります。

 

ということで二つ目の理由なんですが、ぶっちゃけ退会してもSNS上で交流できるし、それで十分だと思ったからです。もちろん、会員として所属していた方がより交流機会もあると思いますが、自分の場合そこまでしてつながりを広げるモチベがありませんでした。SNSで細々と交流する程度でも満足だなと思い、だったら退会しようと。

 

そして三つ目ですが、オブラートに包まずに言うとMENSAのコミュニティ内にマジで半端なく天才だと思える人があまりいなかったことです(上から目線っぽくてごめんなさい。別に自分のがすごいとかそういう意味で言っているわけではないです...)。もちろんそういう人もいるんですけど、恵まれたことにMENSA以外のコミュニティでも天才だと思う人はいて、入会する前は今まで自分が天才という言葉に抱いていた概念が覆るようなすごい人がたくさんいる、くらいの気持ちでいたので、ふたを開けてみたらその概念が覆るほどではなかったという感じです。「あ、意外と普通に賢いぐらいの人が大多数なんだな」というのが素直な感想でした。とびぬけて賢い人は(MENSAだろうがそうでなかろうが)あんまりいないんだなぁという気持ちと、入会するまでに知り合ってきた人達の中にも半端ない天才はいたんだなぁと言う気持ちを抱きました。後者に関しては、元々すごいと思っていた感情を改めて確認するような感覚でした。

あとは会員にも色々いて、詳細は言えませんが良くも悪くも色々な方がいたというのもあります。詳細は言えませんが、がっかりしたこともあります(詳細は(ry )。

 

最後に退会する決定打となったのは更新料でした()

定期的に更新料を払わないと退会になるのですが、上記のような気持ちを抱いていたので、この際払わずに退会しよう、と決心しました。

 

 

退会して3か月ほど経ちますが、特に後悔とかマイナスの感情とかはないです。もともとイベントにもそれほど参加していなかったので、日常の変化とかもほとんどないですね。退会しても「元MENSA会員」という肩書きが残ってしまうのはちょっと窮屈ですが、それでも会員でいるよりは自由な感じがあります。

以前もブログ内で肩書きについて触れたことがありますが、肩書きというのは難しいですね。基本的に経験を重ねるほど何らかの肩書きも増えていってしまうので、どうしても肩書きに縛られることは増えてしまいそうですね…

なるべく今までの肩書きに重きを置かず、両肩を軽くして生きていきたいものです。

 

 

ではでは。